夏休みの小学生には「自由研究」という 楽しそうでもありちょっと大変な宿題がありますよね。そこでぜひ溶接にチャレンジしたいという大変頼もしい小学5年生の女の子が鉄の作品を作りましたのでご紹介致します。
※小学生でも大丈夫なの?? という方がいらっしゃるかもしれませんが 事前に講習を受けてもらって安全に配慮して 専任スタッフが付きっきりで万全の体制でサポート致しますので 10歳以上で意欲のあるお子さんであれば ご心配いりません
まずは 「溶接ってどんなこと?」から始まり「基本の構え」やいろんな注意事項などを知ってもらいます。
このテキストが あとで自由研究をまとめる際にいい資料になりますよねー。
お勉強が済んだら次に どんな作品作りに挑戦するか ですね。
いろいろと悩んだ末、ハートが付いたペンケースを作ってみることにしました!
早速 チャンネル と呼んでいるコの字状になっている鋼材を思った長さで切ります。 といってもバンドソーと呼ばれているこの機械は 材料を固定してスイッチを入れて刃が回転している可動部分をゆっくり下ろすだけで(手を離した状態でも)切れていきますのでとってもカンタンです。
そして、St-Art(スタート)ではおなじみのプラズマカッターで 鉄板に描いてもらったハートを切り抜いていくのですが 私が一緒にお手伝いをしたためその様子の写真はスキップ。
ついでにハートをもう一つとイニシャルの『M』も切ってみたい♪ ということで・・・
思った以上に楽しかったのか アクセントとして 山型のギザギザも付けたいとのリクエストに応えて 最後のひとつをご自分で挑戦してもらいました!
え〜・・全然怖がること無く まったく危なげなく 切ることができましたよ! さすが最近の女子は頼もしいです(^^)
そして、 仕上がりのデザインを紙に書いてイメージを落とし込みます。
「うん、うん・・こんな感じかな。」 さすがです!
あとは いよいよ溶接です。
カットした2つのハートを両サイドに しっかり付けます。
最後にペンを置く部分と消しゴムなどの小物を入れる部分を分けるため小さい仕切の板を中に溶接します。
もうこの頃になると ご覧のとおり 手慣れた感じになってました。
ということで 無事、形になりました (^^)//
最後に尖っている部分やバリなどの箇所をグラインダーで削って滑らかにして軽く錆止めスプレーを吹き付けて・・・
(せっかくなんで持ってきたペンなどを入れて)完成となりました!
小学生の工作といえば 普通はダンボールや木切れ、プラスチック容器などを使って・・ という感じになるかと思いますが 鉄工場で鉄板を切ったり溶接したりなんてなかなかない体験ですよね。 ちなみにアメリカでは とある非営利団体が大規模にそういった大人顔負けの体験が出来る施設を運営してますしその中で天才的な作品を作る子供たちもいっぱいいるのですが 日本では諸事情などを考えるとなかなかハードルが高いかもしれません。 とはいえこれから先の未来を考えると 真似事ではなく本格的にいろんな もの作り仕事が小中学生のうちに習い事として学べる場所があっても いいんじゃないかなと思ってます。
私たちは こんなものづくり女子のたまごさんたちを応援しますよ! またぜひチャレンジしてみてくださいね。
それではまた ^^