「溶接がこれからの人生のきっかけになるかも」と思って頂けた女性の方のお話

溶接体験教室、今回は女性の方がチャレンジして下さったお話です。 その方、1年以上前より私たちが開講している溶接教室が気になっていらしたようで ようやく念願を叶えることが出来たとお話しくださいました。

なんとマイ作業着を着てご来社頂きましたよ(^^)  制作品はお任せで構わないとのことでしたので 前準備として 試験管が通るサイズの穴を開けた鉄板を予め用意致しました。

溶接に関する事前の講習を終えてさっそく実技に入ります。 おおまかにご希望をお伺いして まずは 鉄板に直接 石筆(せきひつ といってチョークのようなもの)でお好きに描いてもらいました。 いつもはこのブログではどんな形のものができるか最後の写真でのお楽しみなんですが、 カンタンなスケッチを描いてもらいました。
sL1011218

こんな感じ。 分かりますか〜?
そうです^^ 試験管を使うので・・一輪差しです。
sL1011220
最終的に どんな感じに仕上がるのか お楽しみに!

まずはベースになる丸を描いたあと 試験管が通る穴まわりにこのような形をお描きになりました。
「お魚みたいですねぇ。」「いやいや、葉っぱです!(笑)」 といった会話の後 さっそく プラズマカッターで切り取っていきます。
sL1011217

男性でも たまに火花に対して腰が引けたりする場合があるのですが とってもお上手です。
sL1011221

初めてで ましてや女性で 片手でこんなにスムーズにプラズマのトーチを取り扱える方は なかなかいらっしゃらないですよ!
sL1011227

キレイに丸切り出来たので裏返して縁についた 通称ノロと呼ばれる切りカスをタガネとハンマーを使って叩いて切り離します。
sL1011231

それから 溶接。 ちょっとアークを出す練習をしてみます。 全く問題なくこなされていますねぇ。
sL1011233

試験管を支える柄になる部分の丸棒もちょうどよいものがありましたので 途中を繋いで溶接することにしました。
sL1011234

その丸棒を「葉っぱ」の部分に着けます。
sL1011239

とってもリラックスして無理の無い姿勢で作業されているのがわかると思います。^^
sL1011241

今度はそれをベースの鉄板に着けます。
sL1011244

ぐるっと丸棒のまわりをしっかり溶接しているようですね。
sL1011248

ベースの丸いプレート、そのままでも素敵なんですが 「なんかアレンジしてみます?」 とお話したところ 「溶接の肉盛り(高熱で溶材のワイヤーを溶かして膨らんだ線になって固まった部分)を使って水面の波紋を形どってみたいです。」 とのこと。 素晴らしいアイデアですね! 鉄で葉っぱと波紋を形どった表現に一輪のお花。 こんなセッションが受講者さんと楽しめるので毎回ワクワクします♪
sL1011250

今回は鉄板自体が薄いので 肉盛りの線は細めにしてもらいました。 太くしたり溶接箇所が増えると熱で鉄板が歪んできますので やり過ぎないようにちょっと注意が必要です。
sL1011251

ワイヤーブラシで擦って 思いどりちゃんと着いているか チェックします。
sL1011253

柄の部分などもしっかり溶接されていて問題ないようでしたので 気になる箇所や鉄板のエッジの引っ掛かりなどをグラインダーで少し滑らかになるように削ります。
sL1011256

sL1011262

と、いうことで〜 無事 完成しましたぁ!
sL1011266
ほぼ 最初に描いたイメージどおりですね! あとからつけた波紋も見事です。^^

最後にせっかくなので アーク溶接(溶接棒を使った溶接法)もチャレンジして頂きました。
先ほどの溶接では(強い光に反応して瞬時に暗くなる)自動の遮光面 を使ってもらいましたが このようにいわゆる昔ながらの手持ち面を使っての挑戦。 うん、なかなかカッコいいです!
sL1011270
すぐにでも お仕事出来そうですね〜(笑)

今度は厚めの鉄板に太めの肉盛り(ビードとも言います)でゆっくりしっかり溶け込ませています。
sL1011272

ご覧のようにビードの太さが先ほどと全然違うのがわかると思います。 製作物や溶接の状況によっていろいろやり方を変えるんですよ。
sL1011274
この方は とてもお上手ですので きれいな直線で試し着けができていますねー。

完成した作品に軽く透明の錆止めスプレーを吹き付けて、事務所の庭に咲いていた (ハイビスカスに似た)八重咲きのムクゲを 1本挿して記念写真をお互いに撮りあいました。(笑)
sL1011276

出来上がりが こんな感じです!
sL1011279

別角度からも もう1枚。
sL1011282
なんとも 素敵な雰囲気の一輪挿しになりました!
とっても素晴らしいと思います。

自分で作るからこその、自分で使うための価値としての作品。 それを日常に置いておくだけで そこから広がるものが必ずあると思います。

今回のブログタイトル 『「溶接がこれからの人生のきっかけになるかも」と思って頂けた女性の方のお話』とあるように この方は 『何かしらものづくりに直接 あるいは間接的にでも関わることが出来たらいいなぁ・・』と 最後にお話して下さいました。  ひょっとしたらこのあと 数年先になるかもしれませんが あの体験がキッカケで こんなことやっているんですよ! と打ち明けてくださることがあるような気がしてなりません。
sL1011285
当然ですが 溶接だけがものづくりではありませんので何かしら (ちょっと大げさかもしれませんが)これからの人生のひらめきのひとつになったらいいな と、思えたひとときでした。 またぜひ遊びにいらして下さいね。 このたびはありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です