関西方面から溶接の体験に来て頂きましたよ!

今回は、かなり遠方から来られた男性の方が 溶接体験をされた お話です。
なんといっても 私たちの会社でご体験いただく為だけに 飛行機を利用されるなんて、ありがたいかぎりです。

それというのもご本人様なりの決心があってのこと ということでした。
「将来、溶接とかに関する仕事に就きたいんですけど どんなことをして働く環境なのかも含めて 体験・見学がしたいと思いまして。」 とのこと。
ひととおり ネットでもお調べになって私たちの取り組みにご興味を持たれて ご連絡頂いたようでした。

とても嬉しく思います。 そうですよね。
いきなり鉄工場に見学させて下さいと言っても 普通なかなか叶わないでしょうし、職業訓練を受けるといってもまだそこまでの心積りがあるわけでもないし、でも実際どういったことが大変なのか 実際 自分には向いているのか 話を聞いてもらいたい と思っても 困ってしまいますもんね。
小さなものづくりの会社ですが 私たちで出来ることがあるならばと、喜んでお迎えさせて頂きました。

ということで この方には 作品作り以上に 工場にある機械を使って いろんな作業を体験していただく事を メインとすることにしました。

いつもの溶接に関する事前講習を終え 角パイプを使ったペン差しを作って頂くことにしました。
まずは 鉄板にベースとなる部分を自由に線を引いてもらいます。
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引いた線の部分をプラズマカッターで 切り取る前に ちょっと練習をしてみます。
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なかなか お上手ですね! ここで試し切りを終えて そのまますぐに 本番です。

まっすぐカットするために今回は 定規代わりに別なプレートを置いてなぞっているのがわかるかと思います。 一気に30cmほど 直線切りに挑戦されました。一定の速度で切り落としていくのが難しいのですがなんとかこなされました。
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そして、長方形に切り取ったベースとなる板の鉄板の縁のバリ(ギザギザになって固まった部分)をノミのような形をしたタガネと呼ばれるもので ハンマーを使って削ぎとっていきます。
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これ、意外と結構コツがいるのですが すんなり綺麗にバリ取りが完了しましたよ。

次にその長方形の鉄板を油圧プレス機を使ってコの字に曲げていきます。
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この機械、40年以上前のものなんですがまだ現役で活躍しているんです。
プレスする形状に応じていろんな刃(あるいは丸く曲げる型) と台座を使い分けるんですよ。 そういったものは どこの鉄工場もそうですが 自作して何十種類といったストックを持っているものです。

無事 直角曲げも出来ましたので 置いてみてガタツキを最小限にするためグラインダーで削って調整します。
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そこでひとつ、ちょっと取っ手のようなものを付けたい というご要望がありましたので フラットバーと呼んでいる平たくて長いバーを 今度は バンドソーという 長物を切る機械で2コカットしてもらいました。
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そのパーツも指で触れて怪我しないようにバリ取りして・・
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いよいよ 溶接です。
家庭用としても使えるポータブルタイプの半自動溶接機で まずは試し付け。
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この機械だと、多分みなさんの想像以上に手軽に溶接が出来るんですよ。
だんだん形になってきましたね。
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そうこうしているうちに最集段階の 先ほど切った取っ手を2ヶ所 仮付けしていきます。
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特に今回は せっかくですので アーク溶接 (溶接棒をクリップ状のホルダーと呼ばれるもので掴んで火花を出すいわゆる一番基本となり よく皆さんがイメージされる 溶接の種類です)も体験して頂きました。
そのアーク溶接で取っ手を裏側から本付けして ほぼ完成です。
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結果として 切る・曲げる・削る・着ける をひと通りチャレンジして頂いたことになります。
特別に平日でのご参加となりましたので 周りで実際に働いている製作スタッフの仕事ぶりも見て頂けて 充分 金属加工業の一日スタッフとしての体験をされたわけです。 一緒に楽しく時間を共有出来たことを嬉しく思います。

最後に最終的なグラインダー仕上げをして、錆止めのクリア塗装を吹き付けて 本日の講習は終了です。
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完成作品はこちら。
さっきまでただの材料としての角パイプと鉄板がこのようなオリジナルのペンスタンドになりました!
とても素敵な作品だと思います! ご本人様の希望により曲げ加工をして高さを上げることによって下にも小物を置くスペースが出来ました(^^) なるほど手掛かりの取っ手も付いていい感じですねー!
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将来の自分と向き合うきっかけとして このたび 積極的なアクションをとることによって ここ鹿児島で お目にかかるご縁を頂きました。 10年後、20年後に 「ああ、あの時 溶接を体験するためだけに わざわざ鹿児島に行ったなぁ。でもそんな思い切った行動を起こしたおかげで 今、自分の好きなことがやれてるからなぁ ^^ 」 と なって頂けているよう 南の地から応援致しております。 またぜひ今度はゆっくりいらして下さいね。 と ご挨拶をしてお見送りをさせて頂きました。
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このたびはご体験、お疲れ様でした。 そして、まことにありがとうございました。

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