少し前になりますが 「溶接、ホントに初めてなんですか?」というくらいカッコ良くサマになっている方が溶接体験をされましたよ。
見た目判断的なご紹介をするのは 大変失礼かと思いますが ショートヘアで体格も良い方なので この実技体験1枚目の写真のとおり こんな感じでのスタートでした!
多分、以降 何も文章を書かなければ 「職人さんの ものづくり工程の紹介」とタイトルを付けてもわからないほど すごく似合っていらっしゃいますよね。
とはいえ 普段のお仕事は教育の分野でご活躍されており、とても温和な語り口で大変楽しんでご体験されました。
事前講習の際に 「溶接とか 一度やってみたかったんです ^^ 」ということで お話が盛り上がりつつ、今回はとりあえず デスク周りに置く小物を作りましょう と、 角パイプと鉄板を使って即興的に自由なカタチで ペン立ての制作に決まりました。
ということで 大小2種類の角パイプを準備してお好きな形に鉄板をプラズマカッターで切るためにチョークで線を引いてもらっている図が上の写真です。
最初の作業、プラズマカッターから難なく こなされます。 さすがです!
作品に 長さの違う鉄筋を立ててちょっとアクセントを付けたいというご要望でしたので お好きな長さで 鉄筋もバンドソーという機械で カットしてもらいます。
それぞれの材料をグラインダーで バリ取り(引っかかりそうな部分を削ったり溶接しやすいように面取りすることです)してもらいます。
いや〜、 作業をされている様子が お教えしている私より 絶対 似合ってます!
楕円形にカットしたベースとなる鉄板に いよいよ角パイプなどを溶接していきます。
まずは位置決めのために 仮付けからですね。
結構 皆さん この段階では 溶接にもだいぶ慣れてきて カニを食べる時と同じくらい集中して無口になる頃です。 (^^)
意外と丸棒を突き立てた状態に溶接するのは難しいのですが 予定通り5本 付けることが出来ました。
タガネ(先を平たく尖らせた道具)でこすって溶接痕を滑らかにし、ワイヤーブラシを使って仕上げていきます。
ある程度 あえて手作り感も残して完成です。
こんな感じです。 いかがでしょう!
私には ミニチュアの建造物や樹木が密集した浮島のような雰囲気を感じます。
とっても素敵ではないでしょうか!
最後に 軽く錆止めのクリア塗装をかけて このようになりました。
たまご型のベースプレートの有機的なギザギザした感じがなんとも素晴らしいです。
ということで ご本人より、記念写真のお申し出がありましたので横顔を撮らせて頂きました。
写真では伝わりづらいかもしれませんが、(^_^;) ご本人様が仰るには「どううまく伝えてよいかわからないくらい 楽しめました!」と 今回の溶接体験 大変ご満足頂けたようでした。
K様の 願いを今回 ひとつ 叶えてさし上げることが出来て私も嬉しく思います。 きっとその晩は お作りになった作品を手にとって眺めつつ 良い酒の肴になったのではと想像しております。
またぜひ 遊びにいらして下さい。